3人目の妊娠が発覚した時も、次男くんの妊娠の時と同じ様に、身体の異変に自分で気付きました。
食欲が増え、気持ち悪い時には食べて落ち着く様な感じでした。もう「妊娠している」と確信していたので、すぐに検査薬を購入し、検査をしてみましたが、まさかの、陰性でした。。。
ネットで調べてみると、妊娠してすぐだと、結果が出ない事があるらしく次の生理予定日頃の検査の方が正確という事でした。
もしかして妊娠していないのか?という気持ちにもなりましたが、食べづわりの感覚は続いていて生理も来なかったので、もう一度検査をしてみました。
めでたく陽性の確認が出来たので、産婦人科へ行く事にしました。
今回は、長男くんと次男くんが、幼稚園へ通っていたので、実家へ帰省せずに近所の産院を探すことにしました。
初めての男の先生(おじちゃん)という事で、何となく恥ずかしかったのですが、昔ながらの産院で雰囲気も安心でき、良い産院に出会えたと思います。
その後、3人目もつわりが始まり、吐き気と戦っていました。「耐えるしかない!」と、思っていたのですが、夫が検診に同行した際に、先生の方から一言、「つわりは、ずっと二日酔いの時の様な吐き気が一日中続いている、と想像してみて下さい。しんどい時は休ませてあげてね。」と伝えていただきました。
思ってもみなかった言葉でしたが、私が「助けて」というよりも、何十倍も夫に響いた様な気がしました。
ありがたかったです。
つわりは病気ではない、と私自身も言い聞かせていましたが、普通に耐えられない程のしんどさです。理解があるのと、無いのでは全然違うと思います。今、辛い思いをしている妊娠さん、どうか、無理をしないで下さいね。
男性の方は、少し想像してみてください。
それから、妊娠6ヶ月を超えたあたりから、少しづつ体調も良くなり、食事も取れる様になりました。
3人目の妊娠で、いつもと違う不調は、股関節の抜けそうな感覚です。
ゆっくり歩行するだけでも、痛むようになって来たので、助産師さんに相談してみると、いつも産後に付けてきた骨盤ベルトをお腹の下の足の付け根の辺りで巻くと良い、と教えていただきました。
何となく妊娠中に巻いてはいけない様な気持ちがあったのですが、お尻の下の方で足の付け根で巻くので、お腹にも干渉せず、歩行時に足が抜けそうな感覚も無くなりました。
毎日兄弟の送り迎えがあったので、動ける様になって本当に助かりました。
私は、いつも4ヶ月頃には、性別を告知していただいていました。きっと今回も先生は、分かっていらっしゃったはずです。
でも上2人が男の子で、性別も分からない頃には、先生と女の子だったらいいなぁ、なんて会話をしたと思います。それから、いつも男の子かもしれないなぁ、でも、まだ分からないよ!と濁されている感じになりました。
男の子なんだろうなぁ、と分かった時から、もう嫌だなぁなんて思ってもいなかったのですが、気にしていただいてた様です。9ヶ月くらいまでそんな感じでした。
「男の子で決定だよ」と言っていただいた時には、笑ってしまいました。「そうでしょうね」と。笑
私は出産が近づいてくると、2度ある事は3度ある!と思って疑わなかったので、、、
おしるし→ちょろちょろ破水→入院
と思って、どかんと待ち構えていました。今回も、診断していただいた予定日は、クリスマス少し前だったので、全員誕生日が近い事もあり、手慣れた感覚でいました。
、、、余裕を持っていると、上手くは行かないもので、12月に入って1週間程で、おしるしがきたのです。
予定よりも早かったので、出産で入院中の子どもたちのお世話や、幼稚園はどうするか?などバタバタっと話し合う事になりました。
おしるしが来た日が休日だったので、家族で出かけていたのですが、夕方にはお腹がチクチク痛くなって来たので前駆陣痛かと思い、実家に連絡をして、兄弟を一旦預かってもらう事にしました。
夜安静にしていると、やはり定期的に痛みが繰り返される様になってきたので、産院に連絡をいれました。
全然まだまだ我慢出来る痛みで、出産になりそうな感じは無かったのですが、感覚が5分〜10分と短くて不安になったので、産院に相談してみると、3人目の経産婦さんは急に子宮口が大きく開く事があるそうなので、診察する事になりました。
病院へ着くと、確かに陣痛も弱く前科陣痛の様だけど、しっかり測ってみると3分間隔程で心配なので入院しましょう、と言われました。
それから、また長い陣痛との戦いとなったのですが、また夫が居てくれたので身の回りのお世話をしてもらい助かりました。
意識が飛びそうになるまで、耐えるしかない!と、自分の中の勝手な基準ですが、赤ちゃんを待っていました。
そして、子宮口が8センチになったので一度分娩台へ上がる事になりました。呼吸を整えて、痛みにずっと堪えていました。早く産まれてほしいのに時間が過ぎないもどかしさ。。。
その時、初体験が起きました。
パーン!
風船の割れる様な音がしました。そしてお股から大量に水が流れる感覚です。私には、こんなに大きな音に感じたのに、夫は、ぼーっとしています。
「ねぇ!破水したよ!助産師さんを呼んで!」夫に頼みました。助産師がすぐに来てくれて、「破水すると、お産が一気にくるから覚悟しておいてくださいね!」と言われました。
本当に、しばらくすると、じわじわ痛くなる事もなく一気に意識が飛びそうになりました。「やっぱり、この痛みだ!産むぞー!」と先生を待ちます。。。待たないといけないんでしょ、という感じで慣れています。
先生が到着され、「もう十分いきめますよ!」と言っていただいたので、力の限り踏ん張りました。
その時、ドラマでよく聞いた事のある警報が流れました。ピコン、ピコン、ピコン、ピコン、、、先生の「酸素ない」という声が聞こえました。私は、赤ちゃんが心配になりました。早く出してあげないといけない。
「早く酸素マスク」と先生に言われ、助産師さんがマスクを付けたのは、私でした。
「えー!私なの?全然大丈夫ですけど」と思ったのですがマスクをつけられ、陣痛に耐え、ポカンとしてしまいました。
「もう赤ちゃんを出してあげないと危ないのだけど、ママのいきみだけでは、出てこられなかったから、掃除機を使うね」と言われました。
私は、お友達に聞いた事があったので、掃除機は、相当痛いらしいと知っていたのです。
また、いきむ合図が送られたので、精一杯いきんだのですが、そこに掃除機も合わせていただいた様で信じられない痛みが走りました。
思わず、「きゃー」と叫んでしまいました。今まで、静かな出産だね、と言われていたので、自分でも驚くほどの叫び超えでした。
しかし、掃除機のおかげで、無事に頭が出てくれたようでしたが、勢いよく肩から下も、パーンと出てきたらしく、めでたく三男坊の誕生です。
あまりの痛さに、もう胎盤も出たんじゃないかと思っていたのですが、当然まだだった様で、また激痛に襲われる事になりました。。。
かなり体力が落ちていたのか、「2時間動かずに寝てください」と言われると、もうぐったりしていて、すぐに寝たと思います。
今回の産院では、夫による臍の緒のカットはさせてもらえなかったので、残念そうな夫でした。
ですが、無事に産まれてくれて何よりです。