私は、第1子を24歳の時に妊娠しました。
産婦人科では、「平均的な年齢で、検査結果も健康的なので心配な事はありませんね!」と言われた事をよく覚えています。
ですが、、、私は、お酒をよく飲んでいて、妊娠に気付くまでも毎日飲酒していました。食生活も、ほとんどコンビニ等で済ませていたので、赤ちゃんの事がとても心配でした。
無事に産まれてきてくれる事を願いながら、自分の不摂生に罪悪感を抱いていた妊娠期間でした。
私の場合、妊娠超初期といわれる頃から食欲が増え、体重も3キロ増加しました。「気持ち悪いなぁ」という感覚がありましたが食欲は増えていて、常に空腹、食べても食べても満腹感がない感じでした。モリモリ食べて仕事に出ていました。太ったね、と言われてヨガにも行きました。
本当に、おバカだなぁと思われるでしょうが、残念ながら事実を記しています。
職場で、たまたま休憩時間が一緒になった同僚に、食事の量が多すぎると指摘され、食べないと気持ち悪くなると話した所、「つわりではないか?」と言われ、そのまま薬局へ行き検査薬を買い、使い方を教えてもらい、検査をしたところ、仕事中の休憩中にめでたく妊娠が発覚!したのでした。
私の場合は、それ以外の体調不良はなく、会社とは、予定日から産休に入る期間を相談し、今まで通りの日々を過ごしていました。
予定日は、12月25日で、寒くて忙しい年末でした。11月から産休に入ったので、家でのんびり過ごした年末は、、、今思えばこの時が最初で最後でした、、、笑
お料理教室でクリスマスケーキを習いたくて、出来るだけクリスマス間際に空いてる日が,19日だけでした。
19日に、教室入って、とても可愛いクリスマスケーキを完成させて、家で夫と早めのクリスマスパーティーをしました。
その夜に、おしるしがきました。
「おしるしがあったら産院に連絡をして下さい」と言われていたので、すぐに電話をしました。私は、すごく焦っていたのですが、
助産師さんは「そうですか〜、もうすぐですね!入院準備をして陣痛が来たら電話して下さいね〜」と、それだけで、何だか拍子抜けでした。
私は、里帰り出産の予定だったのですが、週末に帰る予定をしていて、まだ帰省していなかったので翌朝すぐに実家に帰りました。
その日も一日いつも通り過ごして、夜ゴロゴロとしていると、便意のような腹痛があったので、何度かトイレに行って、何度も便が出ました。、、、笑
お腹を壊したかな?と思っていたのですが、立ち上がる時に、尿を漏らした感じがしました。
かなり無意識だったので、「破水かもしれない」と思い産院に電話をしました。尿漏れかもしれない不安も大きかったので、一応、その旨もお伝えして産院へ向かいました。
ドキドキしながら検査をしていただくと、、、何と!破水でした〜!笑
陣痛はほとんど無いようで、前駆陣痛でしたが、破水で羊水が減ってしまうと赤ちゃんに影響が出てしまうそうなので入院する事になりました。
ちょろちょろ破水でしたが、明日には出産しないといけないそうで、このまま陣痛が来なくても促進剤をうつそうで、どの道、赤ちゃんのお誕生日は明日と決まりました。
夫に連絡をして、出産が明日だと伝えると、仕事で立ち会えないという事が確定してしまったので、せめて前夜は産院に来て泊まってくれるという事になり一緒に産院で寝ていました。
夜中に、かなりお腹が痛くなっていたので、助産師さんに内診をしてもらいましたが、子宮口は4センチほどで、やはり今日は産まれないと言われました。でも、陣痛がキツくなっているので、順調に進めば促進剤を撃たなくても良さそう!との事でした。
こんなにお腹が痛いのに、まだまだだという事には衝撃でしたが、陣痛が分からなかったので、とことん、耐える事にしました。
何時間耐えていたのか分かりませんでしたが、意識がもうろうとしていて唸り声をあげていた様で、夫がナースコールを押してくれたそうです。その時、助産師さんは、「痛いの〜?まだ産まれないよ〜っ」と呆れ顔だったと夫に聞きました。
だけど、私の様子を見た助産師さんが内診をした瞬間、まだ産んだらダメよ!と言い残し、走って部屋を出て行きました。車椅子を持って戻ってくると、「自分で頑張って乗って!」と言ったそうです。
夫が絶対に自分では乗れないだろうと判断し、私を乗せてくれて、分娩室へ運んでくれました。分娩台へ乗せてもらってからも、まだ「産んではだめよ!」と言っていたそうです。パパ曰く、電話で先生を呼んでいたから、先生待ちだったのでは?との事でした。
その頃私は、陣痛に耐え続けて意識がもうろうとしていました。
先生が到着すると、すぐに踏ん張るように指示を受け、踏ん張ったかどうかは分からないくらい意識が無かったのですが、激痛があったと同時に、スッキリ出た感覚があり、少し落ち着く事ができました。
きっと、産まれたんだ!と思って安堵していると、「次は肩が出てくるからね!」と言われ、肩って痛いのかな?なんて考えた瞬間、また激痛が走りました。
「おめでとう〜!おつかれさん!可愛い男の子産まれたよ〜!お股少し裂けたから、綺麗に縫っておくからね!」と先生。
「次は、また最後の痛いのくるで〜!」と言われ、にゅるりと出てきたときにかなりの激痛でした。
「これが胎盤!すごいやろう?」と先生、、、何だか放心状態の私でしたが、胎盤を見て、、、なんとも言えない、出産の偉大さや、赤ちゃんを守ってきた妊娠期間を思い出して熱くなりました。
チクッと痛みがあり、先生が、「今の麻酔〜!」と一言。ずっと喋っている様な先生だったのですが、何も言わずに麻酔は打つのでした。
麻酔を打たれ、お股を縫われている間、無気力のまま天井を見つめていました。縫われている間は全然痛く無かったです。
その後、先生が、「綺麗に縫っといたからなぁ!痔にもなってへんし、出産も早かったんじゃない?」と言われました。初出産の私的には、長く痛い出産という感覚でした。
そんなこんなしている間に、赤ちゃんの臍の緒を切って体重を測ったりしてくれていた夫は、私の元に、可愛い過ぎる天使ちゃんを連れて来てくれました。
夫も臍の緒を切ったり、とても小さい産まれたての赤ちゃんと触れ合う事ができ、あまり寝ていない事なんて忘れて、元気に会社へ出社する事ができました。
みなさんの出産はどんな感じでしたか?神秘的な妊娠や出産のお話は、似た話は合っても同じ内容がなく、たった一つの物語ですよね。どのお話を聞いても心が温まります。
はたまた、これから出産を迎えるママとパパへ、少しでも情報が共有出来ていれば、幸いです。
私は、この後、出産を終えた興奮からか、全然寝ていなかったのですが、眠気もなく元気いっぱい。。。何なら赤ちゃんを見がてら、トイレにでも行こうかなと思って立ち上がったのです。笑
分娩台から降りた瞬間、股関節がガクガクしていて、歩いては行けない状態だと察したのです。
例えるならば、産まれたての子鹿の様な足のガクガクした感じです。
ちょうど、助産師さんが来室されて「どうしたの?動いてはいけないから、何か落ちたならナースコールで呼んでね!」と言っていただきました。私は、「トイレに行きます」と言ったら、大笑いされ、「尿管通してるからトイレ行かなくて大丈夫よ!」、、、と言われました。
色々と説明をしていただいたそうなのですが、全く聞いてなかった様で、、、、
2時間は分娩台から動かない。との事でした。
私は、「だからまだ歩けない感じだったのか」と一言つぶやいたのですが、「2時間休んでも、中々歩けないと思うけどねぇ。歩こうとする人もあまり居ないと思うよ」とお返事がありました。笑
私は、初めての出産後は、とても元気でしたが、その気持ちと体は正反対の様で、やっぱり出産で費やす体力もそうですし、身体には沢山の影響がある様で、労ってあげなければいけないのだと思います。
出産前の準備物に、骨盤ベルトが書いてあり、「必要なのかな?使わなかったらもったいないなぁ」なんて思っていたのですが、出産初日からお世話になりました。買っておいて良かったです。
赤ちゃんの準備は万全でも、ママの準備は後回しになりがちです。。。出産前にもう一度検討してみても良いかもしれないですね。。。
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